さんさか ネルドリップ珈琲と本と

センスないなぁ...

センスの良し悪し - さんさか ネルドリップ珈琲と本と
昨年5月にはまだこんなこと↑書いていたのに、自分がセンス無くなったぁと感じた一部始終。
店の中から窓越しに行き来する人の服装で最近気になっていたのが
10月の初旬からウールコートを着ている人がなんでこんなにも多いのだろうと。
木枯らし一号が吹いたなんて聞かないし、流行り?なんでしょうか。
洋服屋の頃の記憶を辿っても、こんなに早くから競うようにウールコートを
羽織る10月はなかったはずと、見かけるたびに違和感を感じていた。
マフラーやストールを巻いてる人もいて、むち打ち症で首を固定するかのごとく
ガチガチの真冬仕様の巻き方しかできない若者を見かけて一人でツッコミをいれている。
自分はどうなのかというと、店と自宅の往復以外にほとんどどこにも出かけてなくて
御所南周辺をウロウロしているだけで、なんとも適当な格好でいるので
着こなしなんて言えた立場にないなぁと自分にがっかりしている。
▼自動車運転免許の更新に、新しく運用が始まった京都駅前の更新センターに行ってきた。
全身が写るわけではないが、向こう5年は免許証の写真として残るのでそれなりにきちんとした
服装をと試みたものの、ウールのパンツに革靴を履いても、自分の持ち物とは思えないくらい
しっくりせず、馬子にも衣裳状態。
違和感を抱えたまま更新を済ませて、新しい免許証の写真を見てみるとこの5年で老けたなぁと。
体重こそ変わらないが、体型や姿勢が加齢には抗えず、今までどおりの服装も似合わなくなることを
目の当たりにし思いのほかショックを受けた一日でした。
▼スーツの着こなしについてアドバイスを求められることが今でもある。
スーツでなくてもかまわない仕事に就く知人が、5年ほど前からスーツを着始めた。
初めのうちは、どうしても不慣れな感じは否めなかったけど、ずっとスリーピースを着続けている。
月に一・二度は会っているのに、こっちが気がつかないくらいうまく着こなせるようになっていた彼を見て
高い意識をもって続けることの大切さと、若さへの嫉妬のようなものまで感じた。
自分もそういう頃があっただろうし、いっぱい頭に詰め込んで頭でっかちだったろうし
いつのまにか無意識でもできるようになり、その無意識を言語化するくらいは
できたはずの自分をとり戻そうと固く思う。
頭と体を使って実践しないとセンスはこうも枯渇したり錆びつくものかと思い知りました。