さんさか ネルドリップ珈琲と本と

横暴ってこういうこと。

観光資源にあぐらをかいている京都の観光行政の横暴が目に余る。
数日前の新聞でみた京都市の市バス利用者のキャリーバッグ問題の記事が頭か離れない。
断片しか知らないのを要約すると、内外から訪れる観光客がキャリーバッグやらスーツケース
を持って市バスに乗車するのを控えるように、注意を呼びかけているというよりも警告に近い。
当局である交通局と観光行政がそんな身勝手なことを言い出したようで、バスのドアにキャリ
ーバッグが挟まったまま発進したとかしないとかのトラブルがあったり、地元市民が混雑して
困惑してるなんてのが発端らしい。
市バスには大人1人が運賃を払えば幼児2人を無料で同乗させることができる。
これだと夫婦2人で4人の子供と乗車してベビーカーを持ち込むのも控えるように京都市から言われかねない。
 
飲食店に当てはめると、お子様連れのお母さんが一人分しか注文せずテーブル席に座ることさえ
非難しているようなもんじゃないか。
身勝手な私でさえそんな風には考えもしない。
市バスは混雑回避を目的に一日乗車券もすでに値上げしている。
行列の絶えないラーメン屋さんが並んでいるお客さんに対し「次の人から値上げしまーす。」
と言ったら暴動が起きるんじゃなかろうか。
普段から身勝手な自分でさえ、京都市と比べると穏やかな善人に思えてきた。