さんさか ネルドリップ珈琲と本と

屠る

飼い喰い――三匹の豚とわたし〜ほふ・る【屠る】 鳥や獣の体を切りさく。
 屠畜(とちく)食肉用の家畜を殺すこと。〜
ただいま、内澤旬子さんの「飼い喰い」を読んでいるところでして
上のような言葉を好むとか好まざるとかは別にして、いつも食べている「肉」。
世界各地の屠畜現場の取材ルポをまとめた「世界屠畜紀行」が前著にある内澤旬子さんが
「肉になるまで」をさらに上流にさかのぼり、「屠畜場に行くまで」を体験するため
個人で三頭の豚を飼い、食べるまでをまとめた前人未到の体験ルポ。
 知っておいしい 肉事典

映画「血と骨」で豚を捌くシーンや、小川糸著「食堂かたつむり」でもオカンの飼い豚を
屠畜するシーンが結構詳しく書かれていたのを思い出しましたが、「食肉」のことって
全然知らないことだらけですね。
“お肉”と言えば牛肉の文化圏で育ちましたが、そういえば、レバ刺し禁止前の駆け込み騒動の報道を見てると
発端となった食中毒事件は忘れられているようでしたが、このレバ刺し騒動でさえもう忘れらているようで。
「肉の辞典」は牛・豚・鶏など深刻にならずに楽しめるのでいいかも。
ここまで書いて、焼肉には3年以上行っていないことに気付いたわけで。