さんさか ネルドリップ珈琲と本と

鵜呑みにするわけではありませんが

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
〜植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの〜(本文より)
 ・・・コーヒーチェーン店などで山積みにされ、使い放題である小容器に入った「コーヒーフレッシュ」の正体。
自分は珈琲に何も入れないので、あまりに気にせずにいましたが
お店を始める際、店で使うミルクについて調べていると、同じような文章をよく目にしました。
実際に商品を手にとると、「植物性油脂、乳化剤、増粘多糖類、着色料、香料...」どれも同じようなもので
「牛乳(生乳)」とは書かれたものはなく、たしかに常温で乳製品が日持ちするはずがないので当然なわけで。
(念のため→さんさかでお出しするミルクは、乳脂肪分35%の生クリームです。)
 
著者は食品添加物のトップセールマンだった人で、その罪悪感から一転して
裏側を知り尽くした彼が食品添加物の「光と影」を伝え、「食の情報公開」に尽力している方です。
漂白された真空パックのレンコン、無着色を謳うタラコのからくり、醤油ではなく“しょうゆ風調味料”の実態など
知らないほうが良かったかもと思うような、ギョッとする食品製造の裏話です。
 
自宅でもきちんと鰹と昆布で出汁を引くようになってからだと思いますが
外食したりスナック菓子を食べると、塩辛く味が濃いと感じるようになりました。
これまでも食に関わる者として心がけていましたが、あらためて食生活を見直すと
「舌(味覚)」はより敏感になるんだなと実感しています。
そうだ!実家にあった鰹節削り器。
今は使ってないだろうから今度もらってこようと思う。
子供のころ、祖父に教えられて恐る恐る削っていたのを思い出します。