さんさか ネルドリップ珈琲と本と

珈琲屋としての矜持みたいなもので

申し上げる。
「お仕事は?」と聞かれると、「珈琲屋です。」と答えている。
「喫茶店」とか「カフェ」はらしくない。
屋号には「さんさか」だけで、喫茶やカフェ、珈琲とかコーヒーとかCOFFEEとかいう言葉は何もつけていない。
だから、お越しになったお客様が「ブックカフェ」だと思えば、それでいいというのも本音ではある。
 
自分で焙煎をしていないだけに、できることといえばどう美味しく淹れるかということにつきます。
それはもう、ちょっとした抽出狂人です。
そこで、日頃から意識している珈琲のあれやこれやを、「珈琲のコツ」としてまとめてみました。
お店のメニューブックにファイルしてあります。
淹れる道具のこと、水や保存方法などをまとめたつもりが、15ページくらいになってしまい
まとまりのないものになっているかも知れません。
肝心の抽出については、紙面が足りないことと、言葉にするのは難しいので多くは触れていません。
 
一般的な珈琲の技術論と、お店で日々試行錯誤しながらの経験を基にした偏見でも
ありますが、まだまだ進行形の珈琲理論です。
ひととおりの抽出器具の一長一短を経験して、ネルドリップを選んで使っています。
どうしても、ネルドリップに偏った内容になっているので、珈琲に興味を持ち始めたばかり
の人に役立つかどうかは分かりません。
また、珈琲に詳しい人(同業の方々)にとっては、穏やかでない内容も含まれるかと...あしからず。