さんさか ネルドリップ珈琲と本と

一杯のスマトラがもたらした変化

週替わりの珈琲はスマトラパプアニューギニアが終わって
エチオピア深煎りとコロンビア中深煎りにかわってます。
 
大阪で飲んだスマトラに端を発して、美味しいと思う珈琲がより明確になりました。
それゆえ、久々に店でお出しするスマトラの抽出が難しくて、いろいろ試行錯誤が始まりました。
湯温を変えたり、ネルの形状を変えたりしているのですが、一番変わったことはミルを替えたこと。
予備機として置いていた小さなものに替えたというのか3年ぶりに戻しました。
珈琲豆をカットする歯の構造はほぼ同じなのですが、淹れてみるとずいぶん違うんです。
珈琲の粉に落とす湯の、最初の一滴が表面に入っていくところからもう違います。
この違いは抽出される珈琲の味にも、はっきりと差が出ます。
自分の仕事の確認のためにも、時々人が淹れた珈琲を飲んでひとりよがりにならないように
気を付けているのですが、大阪に出かけて思いがけない収穫となりました。
ただただ自分が美味しいと思う珈琲が飲みたくて、これからも。