さんさか ネルドリップ珈琲と本と

本のこと

鵜呑みにするわけではありませんが

〜植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの〜(本文より) ・・・コーヒーチェーン店などで山積みにされ、使い放題である小容器に入った「コーヒーフレッシュ」の正体。 自分は珈琲に何も入れないので、あまりに気にせずにいましたが お…

歯医者と髪を切りに行くときくらいのもの。

フォトグラファー スコット・シューマンがストリートでスナップショットを取り続ける ファッションブログの書籍版、その第2弾。 ストリートと言っても、モデルやファッション業界の人々が多く登場します。 少ないですが登場する何人かの日本人も、ブランド…

屠る

〜ほふ・る【屠る】 鳥や獣の体を切りさく。 屠畜(とちく)食肉用の家畜を殺すこと。〜 ただいま、内澤旬子さんの「飼い喰い」を読んでいるところでして 上のような言葉を好むとか好まざるとかは別にして、いつも食べている「肉」。 世界各地の屠畜現場の取…

止まっている時計は、日に二度正確な時刻を示す

さんさかの本棚は作家さんだとかジャンルやテーマで分けていますが 少しはこちらからも発信してみようというか、なにか動きをつけたくて。 ごく控えめに小さくですが、棚ごとにタイトルをつけてみました。 そのままジャンルであったり、作品から文章の引用だ…

この人の語り口、好きなんです。

その名もズバリ「京都の中華」といいます。 → → → そこいらのグルメ情報誌と一緒にしてはなりませぬ。 姜尚美さん(著者)の熱い思いがひしひしと伝わってきて メニューに対する記述は当然ですが、店主の方々とのやりとり、その人柄など 京都という街の独自性…

この人の飲兵衛なところも好き

http://booklog.jp/users/sansaka?display=front&category_id=2108058&status=0&rank=0&sort=sort_desc 友人に平松洋子さんをすすめられてすっかり気に入って、1年あまりの間に10冊と増えました。 好きなものを語るときの勢いある文章とか、女性だけど女性…

本を読んだほうがいいと思う..絶対

阿久 悠(1937-2007)が産経新聞で2004年から亡くなる少し前まで連載していたコラムをまとめたもの。 かなり強引に要約すると 「若者はほっといても若者だが、大人は努力せずには大人へとなれないのに テレビの中は子供文化ばかりで、男は“イケメン”で女は“セ…

古本フェス in トリペル

古書ダンデライオンの中村さん企画の古本市。 4度目の開催となりましたが、トリペルが3月15日をもって閉店されるので この場所で、このスタイルでの古本市は最後となります。 獅子の歯 古書ダンデライオン雑記 2月17日(金曜)-2月26日(日曜)12時-20時…

世界を変えた人

スティーブ・ジョブズ氏が亡くなってはや2ヶ月。 ジョブズ公認の評伝はもちろんのこと、関連する書籍がたくさん出版されています。 この「100人の証言」はムック本なのでライトで読みやすい。 ジョブズ氏と直接親交のあった人から、ユーザーという立場の方な…

三条富小路書店

さんさかのしおりを作ってくれている赤い尻さん、ブログのタイトル画像を撮ってくれている西さん。 日ごろからお世話になっている二人の仲間が2週間限定の書店に出展されています。 三条富小路書店top 12月6日(火曜)-18日(日曜)12時-19時(月曜定休)@…

古本フェス in トリペル

古書ダンデライオンの中村さん企画の古本市。 多方面でご活躍のみなさん、新たな顔ぶれも加わり、早いもので3度目の開催。 獅子の歯 古書ダンデライオン雑記 第3回古本フェス@トリペル ~秋がくるから、あの本、この本~ ぱんとたまねぎさんデザインのフ…

過ぎたるは及ばざるが如し

すっかり定着した感のあるランニングブーム。 この本の特集で村上春樹さんの走ることへのインタビュー記事がたっぷりと。 「走ることについて語るときに僕の語ること」でも書かれていることと重複するような内容ではありますが.. そういえば近くのMITSUHASHI…

“本物を知るとは、原点を知ること”

今ベールを脱ぐ ジェントルマンの極意寛仁親王小学館発売日:2010-03-08ブクログでレビューを見る»洋服の仕事に就いていたこともあり、今でも服飾史(とくに紳士服)に興味があり、つい手が伸びてしまうそんな2冊です。 寛仁親王殿下は皇族で初めて“サラリー…

結婚する二人へ

この春から夏にかけて、元同僚、従妹、友人とおめでたいことが重なりました。 お祝いのギフト選びで悩んでいたのですが、ふとある詩を思い出し 谷川俊太郎編の「祝婚歌」という詩集を贈ることにしました。 → → → → “正しいことを言うときは少しひかえめにす…

万城目学の新刊

偉大なる、しゅららぼん万城目 学集英社発売日:2011-04-26ブクログでレビューを見る» 「鴨川ホルモー」では意味の分からないタイトル。 「鹿男あをによし」では見えない“ある力”。 「プリンセス トヨトミ」では歴史に隠された秘密... 今回の新作はこれら…

古本フェス in トリペル

古書ダンデライオンの中村さん企画の古本市。 2月にも開催されたこのイベント、出店メンバーも新たに今回で二度目の開催です。 獅子の歯 古書ダンデライオン雑記 第2回古本フェス@トリペル ~春の読みわすれ、夏の読みはじめ~5月3日(火曜)-5月8日(日曜…

珈琲界の御三家と絶滅危惧種のネルドリップ

コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫)嶋中 労中央公論新社発売日:2008-03-23ブクログでレビューを見る»自家焙煎珈琲の世界で御三家と呼ばれる名人がいます。 オールド珈琲の名人を筆頭に、ペーパードリップで自家焙煎を世に広めた人、 そして究極の珈琲を目…

“おもたせ” と “手みやげ”

おもたせ暦平松 洋子文化出版局発売日:2006-12ブクログでレビューを見る»平松洋子さんの本をここのところ続けて読んでいます。 美味しいものの話をする人ってちょっと偉そうというか、上から目線が気になる人が多い気がしますが、平松さんの文章は マニアッ…

くちいおなか

サンドウィッチは銀座で平松 洋子,谷口 ジロー文藝春秋発売日:2011-01ブクログでレビューを見る»平松洋子さんの食に関するエッセイ。 谷口ジローさんの挿画も良くて、文章も料理の描写が的確という事より、 著者が美味しく食べている情景が目に浮かびます。…

古本フェス in トリペル

古書ダンデライオンの中村さんが企画された、古本市のお知らせです。 獅子の歯 古書ダンデライオン雑記 古本フェス2011 ~本でも読んで、春を待とう~ @トリペル2月11日(金)-2月20日(日)11時-18時(会期中無休)@トリペル -BEETS,BOOKS…

伊坂幸太郎 「マリアビートル」

マリアビートル伊坂 幸太郎角川書店(角川グループパブリッシング)発売日:2010-09-23ブクログでレビューを見る»「ゴールデンスランバー」以来3年ぶりの書下ろし。近著では「う〜ん?」て感じる作品が続いていたように思いましたが、本著は素直に本を読み進…

色々な色のこと

色の名前作者: ネイチャープロ編集室,近江源太郎出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2000/04/01メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 44回この商品を含むブログ (34件) を見る濡烏、猩々緋、麹塵、山藍摺... 耳慣れない言葉ですが、これらは色の名前です。日…